一般社団法人先端地盤技術グループ

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WINPILE工法 GBRC 建築技術性能証明 第22-34号

技術の概要

WINPILE工法

本技術は、鋼管の先端に独自形状のスパイラル状の先端翼と掘削刃を取り付けた杭状体を 回転させることによって地盤中に貫入させ、これを杭状地盤補強材として利用する技術である。

WINPILE工法の地盤補強材

◎施工性の向上

WINPILEは優れた施工性能で鉛直性を維持した高確実の施工が可能になります。

また、逆回転することで容易に撤去できます。


◎支持力の向上

安定した貫入性能により周辺地盤を大きく乱すことがないため、周面摩擦力による支持力の向上につながります。


◎高強度鋳鋼(SCW480)を採用

先端翼に高品質の高強度鋳鋼(SCW480)を採用することで、変形を防ぎつつ従来にない圧倒的な貫入力と掘削力を実現します。

WINPILE工法の特記仕様

分類 項目 概要
適用範囲 対象構造物 以下の①~③すべてを満たす建築物
地上3階以下、高さ13m以下、延べ面積1500m2(平屋に限り3000m2

および高さ3.5m以下の擁壁、高さ2m以下のボックスカルバート、土間スラブ等
適用土質 砂質土地盤、粘性土地盤

先端部ラインアップ

本体軸部 先端翼
軸径D(mm) 径D0(mm) 径Dw(mm) 板厚tw1~tw2(mm) 長期 N' _  ※1 短期 N' _  ※2
89.1 101.6 250 7~13 20 15
101.6
89.1 114.3 330 7~19 20 15
101.6
114.3
89.1 114.3 400 7~19 10 7.5
101.6
114.3

※1:長期に生じる地盤の許容支持力を算出する場合の N' _ の最大値

※2:短期に生じる地盤の許容支持力を算出する場合の N' _ の最大値

軸部ラインアップ

鋼管径(mm) 材質 基準強度F(N/mm2) 肉厚(mm) 許容トルク(KN・m)
89.1
STK400 235 4.2 6.1
STK490 325 3.5 7.2
STK540 375 3.2 7.7
HU590
SEAH590
440 2.9 8.3
101.6
STK400 235 3.9 7.6
STK490 325 3.2 8.8
STK540 375 2.9 9.3
HU590
SEAH590
440 2.7 10.2
114.3
STK400 235 3.7 9.3
STK490 325 3.0 10.6
STK540 375 2.8 11.5
HU590
SEAH590
440 2.5 12.2

技術開発の趣旨

本工法の特徴は、施工に際し、補強材周辺地盤の攪乱が少ない独自形状のスパイラル状の先端翼を採用するとともに、

推進力を高めて支持力に寄与することを意図した形状の複数の掘削刃を補強材先端底面に配置していることである。

また、補強材先端部と軸鋼管との接続部をテーパー状にすることで、先端軸部径と同径、あるいは先端軸部径より2サイズまで小径の軸鋼管を選択することを可能としている。

性能証明の内容

本技術についての性能証明の内容は、単杭状の補強材の鉛直支持力についてのみを対象としており、以下の通りである。
申込者が提案する「WINPILE工法 設計・施工指針」に従って施工された補強材の許容支持力を定める際に必要な地盤で決まる極限支持力は、同指針に定めるスクリューウエイト貫入試験の結果に基づく支持力算定式で適切に評価できる。

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